ルーメン(光の量)とは|知っておきたいLED電球の明るさ目安 

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LED電球の明るさの指標のひとつにルーメン(lm)という単位があります。

電球や蛍光灯をLED化するときは、明るさの基準が分からないと適切なLEDを選ぶことができません。

暗くなってしまったり、明るすぎてしまったっりするからです。ルーメン(lm)の意味を理解すればLEDも正しく選ぶことができるようになります。

例えば家電量販店でLEDを買ったことがある人はパッケージに「380lm(ルーメン)」などの表示を目にしたことがあるかと思います。

これまで白熱電球や蛍光球を買っていた時は何気なく「60W(ワット)」や「27W(ワット)」などワット数で明るさを判断して買っていたと思います。

ワット数が大きければ明るいといったことで明るさの指標のように思いがちですがワット(W)は明るさの指標とは少し違います。

ワット(W)とは消費電力のことでパワー(力)です。電球のワット数(パワー)が大きければ明るくなります。

しかしLEDは明るくても消費電力が少なくなります。つまり少ない消費電力(力)で明るいということです。

このようにLEDの明るさはワットで判断することはできません。そこで正しい明るさを判断するためにルーメン(lm)という指標を使います。

 

ルーメン(lm)とは光源から出る全方向に放射され人間が感じる事ができる

「光の量」の単位です。

 

この「光の量」のことを光束(全光束)とよびます。

LEDの明るさの単位は「全光束」と言われる ルーメン(lm)値で表わされます。

 

❖蛍光灯とLEDの光束の違い

蛍光灯の光束をイメージするとこのような感じになります。

 

蛍光灯とLEDの光束

 

 

蛍光灯の場合は360°の光が発光しておりLEDの場合は半分の180°が発光しています。

実際の光束の数値をみてみると40形の一般蛍光灯(FLやFLR)では光束は約3,000lmほどですが、32形hf蛍光灯では4,000lm以上あります。

配光範囲が同じでも光束の数値に違いがあるのはhf蛍光灯の方が性能が良いランプだからです。(ランプ効率:lm/Wが良いという事。)

LED直管蛍光灯の光束は2,000lm~3,000lmくらいのものになってきます。やはりLEDと比べると配光範囲が違うことで光束もLEDの方が光束の数値が低くなってきます。

 

❖ワット数とルーメンの違いとは

通常40Wの白熱電球と60Wの白熱電球を比べれば60Wの白熱電球の方が明るいと判断するかと思います。

では40Wの白熱電球と6WのLED電球ではどうでしょうか。

先ほどはワット数の大きい方が明るいと判断しましたが今度は比べる照明が違います。LEDだから省エネなんだということは分かりますが、明るさまでの判断はできないかと思います。

答えは6WのLEDほうが明るいが正解です。

LEDの場合は少ない力で大きな明るさを出す省エネ照明になるので6Wでも明るいのですがこの6Wで白熱電球の約10倍の力があるので約60W相当の白熱球と同等となってきます。

同じ白熱電球同士の比較であれば「ワット数」で明るさの目安を知ることはできましたがLEDとの比較になると、ワット数では明るさの判断ができなくなってきてしまいます。

ワット数とは消費電力であり単位時間あたりのエネルギーを表すものだからです。

LED電球パッケージには「40W相当 485lm」とか「60W相当 810lm」など表示されており、このように明るさはの指標はルーメンの数値で判断するようになりました。

またこの指標はJIS規格にもなっており日本照明工業会でも電球形LEDランプ性能表示等のガイドラインとなっており「消費者がその製品を正しく認識し選択を容易にする」と書かれています。

❖ランプ効率:ルーメンパーワットとは(lm/W)

LEDの技術はどんどん進化してきています。

例えばLEDの40形直管蛍光灯で20W 2,000ルーメンのランプの効率は100lm/Wとなります。

これは1Wあたりに100ルーメンの光の量があるという意味になります。

10W 2,000ルーメンであればランプ効率はなんと200lm/Wとなります。

lm/W(ルーメンパーワット)の数値が大きいということは

少ない力で効率良く沢山の光を発光していることになります。

 

明るいLEDが必ずしも性能が良いわけではありません。

 

同じ2000ルーメンでも20Wの力を必要とするのか10Wの力なのかでその性能を判断することができます。

 

・1Wのエネルギーで200lmの光束が得られるという事

 

2,000lm÷20W=100lm/W(ルーメンパーワット)

2,000lm÷10W=200lm/W(ルーメンパーワット)

こうしてランプの効率が良いLEDが出てくることは省エネ化の進歩になります。

白熱電球をLEDに交換することで約80%~90%まで消費電力が落とすことができますし蛍光灯でも使用しているランプにもよりますがラピット式(FLR)なら70%インバーター式(FHF)でも60%もの省エネになり電気代もそれに比例して安くなります。

価格も以前に比べれば安くなり家電量販店の電球コーナーに並ぶのは半分以上がLEDになっていたりします。

 

種類ごとに白熱電球とLEDを比較してみると

照明 ワット数(W) 光束(lm) lm/W
白熱電球 60 810 13.5
一般蛍光灯 40 3000 75
hf蛍光灯 32 3520 110
ハロゲンランプ 60 800 13.3
水銀灯 400 22000 55
LED電球(60形) 8.8 540 61.4
LED直管蛍光灯 15 2000 133.3

 

白熱電球のルーメンパーワットが低いことが分かります。

白熱電球は沢山の力を使って発光しているのでルーメンパーワットが小さいという事です。

 

❖省エネコラム

東日本大震災以降、原子力発電所の停止によって電力不足がおこり企業も個人の省エネに対する意識が高まってきています。

電気代の値上げもありLEDの需要はますます拡大し消費者の私たちも省エネ意識を高め正しい知識で省エネをしていかなければなりません。

東日本大震災以降、全国各地の電力会社が電気代を値上げしました。

いち早く値上げをしたのは東京電力ですが値上げの大きな理由は火力発電の燃料費の増加によるものです。

電力会社だけでの経営効率だけでは発電に必要な燃料の購入や設備の修繕が行えず安定供給に支障をきたす懸念があり値上げをした背景があります。

東京電力では家庭向けで平均8.46%値上げ高圧では13%~18%もの値上げになりました。

 

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