業務用エアコンの工事業者の選び方。失敗しない4つのポイント

業務用エアコン 業者

オフィスや店舗で快適な環境を維持するため必要な業務用エアコン。導入の検討や工事などで業者に依頼をする際には信頼できる工事業者に任せたいものです。業務用エアコンの工事業者選びでよくある失敗が家電量販店などの工事店に依頼をしてしまうケースです。

エアコンの設置というと思い浮かぶのが電気工事と思われがちですが、業務用エアコンの工事には配管が関わってくるため管工事となります。ルームエアコンは電気工事業者でも工事ができるため家電量販店などに登録されている電気工事業者でできますが、業務用エアコンは管工事の分野で考えなければいけません。

エアコンの工事といっても家庭用のエアコンから業務用のエアコンまで様々あり、その工事方法や難易度も違います。エアコン選びだけでなく、どのような業者が業務用エアコンの工事を得意とするのかを知っておくことは非常に重要なことです。

ここではその業者選びに重要な4つのポイントを解説します。

 

4つのポイント・空調機械設備業を選ぶ。
・許認可を持っている
・フロン回収作業を行う登録を受けている
・定期的な保守点検とクリーニングなどのアフターサービスを行っている

空調機械設備業とは

ルームエアコンは家電工事の範囲ですが、業務用エアコンの工事は埋め込み形のエアコン工事やフロンガスの回収・破壊、配管洗浄、さらには壁紙の張替えなど家電工事店ではできない作業があるため、より専門的な知識を持った業者である必要がります。

このような工事を得意とする業者が「空調機械設備業」です。

空調設備業とは業務用エアコンだけでなく地域冷房に使う特殊な冷凍機や大型の換気設備なども扱える空調・換気のプロです。

一言に電気工事業者と言ってもっても、「空調機械設備業」、「地域の家電販売店」、「電気設備工事業」、「家電量販店」などがあるため業者選びで失敗しないためには空調設備業者を選ぶことです

 

空調設備に関わる許認可を持っている

空調設備の工事には建設業許可が関係します。建設業許可を必要とする工事には29種類あり
空調設備は管工事に当たります
。そして管工事の内容は以下になります。

 

管工事の種類

冷暖房設備工事、冷凍冷蔵設備工事、空気調和設備工事、給排水・給湯設備工事、厨房設備工事、衛生設備工事、浄化槽工事、水洗便所設備工事、ガス管配管工事、ダクト工事、管内更生工事があります。

業務用エアコンの工事には「管工事」が深く関わってきます。業業者選びの重要なことのひとつには、この「管工事」の許認可を持っているを確認することがポイントです。

 

管工事業を単独で営む際にもこの建設業許可が必要ですが、一部の条件を満たす場合には許可が無くても工事を行うことができます。それは「軽微な建設工事」にあたるもので、それは建築一式工事の場合には工事1件の請負代金が1500万円未満の場合、請負代金の額に関わらず木造住宅の延べ面積が150㎡未満の工事の場合、建築一式工事以外では、1件の工事請負代金が500万円未満の場合には、この許可が無くても工事が行えることとなっています。

 

フロンガスの回収について

業務用エアコンを廃棄する時はフロン回収・破壊法に基づき、エアコンや冷蔵庫の中に入っているフロンを回収業者に回収させなくてはならないと定められています。フロンガスはオゾン層を破壊し地球温暖化のといった問題に影響します。

そのため京都議定書という国際的なルールで、世界中の国々がフロンの生産や排出を抑える取組を行っています。日本でもリサイクル法でフロンの回収が義務付けられています。

業務用のエアコンや廃棄するときは、廃棄する人(機器の所有者)が、回収業者(都道府県に登録されている業者)にその中に入っているフロンの回収を依頼(又は取次者に委託)しなくてはなりません。もしも、回収しないままフロンを放出させてしまうと、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます(法律第38条)。この罰則は、機器を廃棄した人ではなく、フロンを放出した人に課せられるので気をつけましょう。

業務用エアコンの廃棄にはフロン回収が義務付けらてれいるため依頼する業者はフロンガス回収の資格の有無を確認するようにしましょう。

フロン回収・破壊法の仕組みは環境省のリーフレットよりご覧いただけます。

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定期点検とクリーニング

エアコンを快適に使い続けるにはメンテナンスが必要です。日ごろから自身でのフィルター清掃をすることも必要ですがプロによる素人ではできないエアコン内部のクリーニングも必要です。このクリーニングをすることで電気代にも差が出るほどです。

特にエアコン内部の熱交換器は専門業者で定期的なクリーニングをしていきましょう。熱交換器洗浄の時期やサイクルは使用環境や運転時間などで変わってくるため、ここで業種ごとの目安をご紹介しておきます。

 1回目洗浄2回目洗浄3回目洗浄4回目洗浄
店舗・工場3年目~4年目6年目~7年目9年目~10年目12年目~13年目
事務所、工場事務所棟
5年目~7年目10年目~12年目
福祉・医療
4年目~6年目9年目~11年目

 

まとめ

業務用エアコンの工事は一見、電気工事と思われがちです。失敗しない業者選びのポイントは「空調設備業者」に任せることです。
エアコン工事に関係する業者は他にも地域の家電販売店 、電気設備工事業、 家電量販店などがあるため上記の4つポイントを踏まえ業者選びをするようにしましょう。

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