LEDは電気代が安いと聞くけれど、「実際どのくらい蛍光灯と電気代が違うのか」、
「初期費用がかかりそうでなかなか踏み出せない」そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
・LEDと蛍光灯の違いとは?
・LED蛍光灯と従来の蛍光灯の電気代の比較
・LEDでどれだけ電気代が安くなるのか?
についてご紹介します。
❖LEDと蛍光灯の違いはどんなところ?それぞれの特徴は?
LEDに買い替えたいけれど、何を基準に選んだらいいのでしょうか?
まずはそれぞれの特徴をしっかり見ていきましょう。
LEDの特徴のひとつは、白熱灯や蛍光灯に比べ寿命が長く、小電力でも点灯が可能なところです。省エネで環境にも優しいですよね。
照明器具の小型化もできるので照明デザインの幅が広がります。
認識しやすい光のため屋内外問わず利用でき、家庭内だけでなく、美術館や博物館、水族館などの施設や屋外の信号や道路交通表示板、大型ディスプレイなど様々なシーンで使われています。
熱線や紫外線をほとんど含まないため、物を傷めず、虫も集まりにくくなっています。また、低温の状況下でも発光効率が低下しません。
光を調節したり、点滅したりと自由度が高いのが特徴です。
一方、蛍光灯は紫外線を発生させて光を作っており、あたたかみのある電球色、クールなイメージの青白い昼光色、自然な白の昼白色など色の種類があります。
寿命が近づくと明るさが減り、蛍光灯が黒ずんできたりちらついたりします。
蛍光灯は日本で長く親しまれ使われてきましたが、LEDの普及により、蛍光灯の商品の一部は生産終了、LEDにシフトしてきているメーカーもあります。
それもあり価格が高いイメージのLEDですが、登場した頃よりも買い求めやすい価格になってきています。
❖LED蛍光灯と従来の蛍光灯、それぞれの寿命、購入価格、電気代は?
LED蛍光灯と従来の蛍光灯の電気代はどのくらい違うのでしょうか?寿命や購入価格も比較してどちらがお得か検証してみましょう。
まずは寿命。種類や使用条件にもよりますが、蛍光灯よりLEDの方が寿命が長いです。
蛍光灯の寿命が約6,000~12,000時間に対し、LEDの寿命は約40,000時間です。
これは、LED1本分使用する期間で蛍光灯を最大7本交換する計算となります。
購入価格は、一般的に蛍光灯の方が安いです。
例えば丸形30形+32形ですと、蛍光灯が約900円、LEDが約3,500円~4,500円で市場に出回っています。
ただしLEDの寿命を基準に考えると、蛍光灯はLED1本分で4本~7本、つまり約3,600円~6,300円使用することになるためLEDの方が安くなります。
寿命が長ければ、買い替えや交換が少なくなり手間が省けるメリットもあります。長い目で見れば、LEDの方がお得と言えるでしょう。
そして電気代ですが、LEDの方が消費電力が小さく電気代も大幅に削減できます。
❖LEDでどれだけ電気代が安くなる?
それでは実際に蛍光灯からLEDに替えると電気代はどのくらい安くなるのでしょうか?
今度はシーリングライトで1日8時間、1kWhあたりの電力を25.91円として電気代を計算してみましょう。
蛍光灯のシーリングライトは1時間あたり3.1円、年間あたり9,078円。
LEDのシーリングライトは1時間あたり1.2円、年間あたり3,782円。
LEDの方がひとつあたり年間5,296円お得です。
蛍光灯に比べ購入価格は高いものの、安いものでは6,000円~、高級機種でも2~3万なので初期投資として買い替えてもすぐにもとが取れそうです。
しかし、注意したいのは、蛍光灯とLEDの混用。まだ使えるからと一つの照明器具に蛍光灯とLEDを混ぜて使用すると、消費電力の違いによってLEDの寿命が短くなることもあります。点灯するまでの時間も違えばストレスにもなりかねません。
故障の原因とはなりにくいものの、せっかく取り替えるのであれば思い切ってすべて替えてみましょう。
お部屋が一気に明るくなったと感じるはずです!
電気代が高いとお悩みの方は、電気料金の見直しも同時に行うとさらに節約できることも!
電気料金を診断し無料で見積もりができるサイトもあるので、現在の電気代と比較してみるのもいいかもしれませんね。
❖まとめ
LEDと蛍光灯の違いとは・・・
・LEDの方が寿命が長く、屋内外で利用できる。メーカーもLEDにシフトしてきている
・寿命や取替の手間など長期的に考えるとLEDがお得
・LEDの方が電気代が安い!LEDを上手に取り入れれば電気代が節約できる