いざエアコンを使おうと思ったら「冷えない気がする」「冷風が出てこない」
こんな経験をしたこがあるひとも多のではないでしょか。
近年、家にいるにも関わらず熱中症で病院に運ばれるなどといったニュースが多く見られます。室内に熱気がこもり湿度が高いことが原因で、部屋の中でも熱中症になってしまいます。
夏場の暑い時期にエアコンが壊れて冷えなかったら大変です。
お店の場合などはエアコンが効かなければ休業なんてことにもなりかねません。
エアコンの点検や修理は7月~8月がピークとなり依頼が殺到します。この時期に修理依頼をしてもすぐに対応してもらうことは不可能です。
エアコンメーカーでも夏場のピーク時は対応のために人員を増加して対応窓口を増やすなどしていますが、それでも対応が追い付かないほどです。
そのためエアコンメーカーではシーズン前に「試運転」の呼びかけをおこなっているのをご存知でしょうか。
エアコンの試運転なら電源をONにすれば良いのでは?と思われがちですが、それだけではありありません。
今回は夏場エアコンが効かずに後悔しないためにダイキンのエアコン試運転の重要性についてポイントを解説していきます。
エアコンの正しい「試運転」の方法
ではダイキンで紹介されている正しい試運転の方法を順番に説明していきます。
試運転はただ電源を入れて動くかを確認するだけではなく以下の①~⑤をしっかりと行い確認をするようにしましょう。
エアコン試運転の前にフィルターの汚れやし室外機の周りに物が置かれていないかも確認してください。
冷房モードで運転してみよう
ポイントはまず「冷房」モードにして温度を16~18℃と一番低い状態にすることです。
そのままの状態で10分ほど運転させます。
このときに、きちんと冷風が出ているかを確認します。
冷風がでてこなかったり、冷えが悪いと思ったら冷房モードになっているかを、もう一度確認しましょう。「自動運転」になっていたりする場合もあります。
室内機の水漏れ確認
冷風が出ていることが確認できたら、しばらく運転の状態を続けます。30分程度でかまいません。
エアコンは室内機と室外機でつながっおりたくさんの部品で構成されていましす。
フィルター、熱交換器、クロスフローファンという部品がとても重要な役割をし、これらに異常ないかを確認します。
とくに 試運転の確認で重要なことは「室内機の水漏れ」を確認することです。
部屋を冷やしたり、温めたりするのは熱交換器という部品によって行われます。
この熱交換器は室内の熱を取り除き、結露として水を室外に捨ることで部屋の空気を冷やす役割があります。
これが室内に漏れたりしていないかを確認するため30分ほど運転をさせる必要があります。
異臭や異音の確認
また同時に異音や異臭が無いかも確認します。
もし異臭がある場合はエアコン室内の汚れやエアコン排水の環境、室内環境などが原因とも考えられます。
エアコンは使えば使うほど汚れが溜まります。
人間でいうと鼻で息を吸い口で吐き出すようなものです。
目に見えな塵やホコリを吸い込むことでフィルターに汚れが溜り、掃除をしていないと悪臭の原因になってしまいます。
また悪臭の原因はホコリ以外にもエアコン内部で発生する結露による水も原因の一つです。
汚れと水が一つになって反応することで悪臭になってしまうのです。
こうした悪臭はエアコンの汚れからくるもので同時にエアコン内部の排水環境を悪化させ水漏れにもつながってしまいます。
エアコンの汚れは様々なトラブルの原因となります。
そうならないためにもフィルターのなどは定期的に掃除をすることが大切です。
このなとき故障しているかも・・・
試運転をして万が一故障かなと思った場合でも、もう一度以下のことを確認してみましょう。
- エアコンが動かない場合:コンセントから電源が抜けていないか。
- 冷えない:冷房モードになっているか。
- エアコンの電源がはいらない:リモコンの電池が切れていないか。交換してみる。
ダイキンに寄せられる故障の問い合わせの3割は、このようなユーザー自身でも解決できる内容と言われています。
逆に以下のような症状だった場合は故障の可能性が高いため購入した販売店かメーカーに問い合わせをするようにしましょう。
- 運転ランプが点滅する
- 冷房運転しても冷えない
- 室内機から水漏れしている
- 異音がする
まとめ
夏を迎える前にエアコンの試運転をすることの重要性はダイキンも積極的に推進しています。
オフィスや店舗だけなく一般家庭でも特に高齢者や小さなお子様がいるご家庭などでは、試運転をするようにしてほしいです。
真夏にエアコンが故障して熱中症になってしまうような危険を回避するためにもエアコンの試運転はとても重要なことです。