工場照明のLED化で気を付ける7つの環境

工場照明

工場にとって照明のLED化は有効な省エネ対策となります。しかし明るさは作業効率や事故にも直結しかねない問題でもあります。コストだけで考えてはLED化は失敗してしまいます。重要なことは、あらゆる場所や作業に適した照明を選ぶことです。

工場には特殊な環境が様々あり通常のLED照明では故障の原因になってしまいます。

工場照明のLED化について利用シーンごとにポイントを解説します。

屋外照明が得意な岩崎電気は、こうした特殊環境におけるLED照明でトップクラスの技術をもっておりあらゆるシーンに対応したラインナップを揃えています。

・特殊環境対応高天井照明4つの特徴

  • 一般形(電源内蔵形・電源別置形)

一般的な高天井用照明器具の構造

  • 特殊環境形

防水・密閉・オイルミスト・高温対応(保護等級IP65)

  • 耐振・耐衝撃形

クレーンへの取付けも可能な振動や衝撃に強い構造

  • 耐塩形(特注対応)

潮風が直接当たらない場所での使用に対応(海岸からの距離が約300mを超え1km以内)

このように岩崎電気では様々な環境に対応できる豊富なラインアップを取り揃えています。

❖粉塵・水気の侵入に対する保護等級IP55が必要な環境

工場では下方向からの水しぶきや水蒸気、粉塵、屋外では雨、雪の吹込みが想定されます。そうした環境下では通常のLED照明では故障の原因となってしまいます。このような環境でも機能できる工場向けの高天井照明器具は

固形物・水気の侵入に対する保護等級でIP55以上のLEDを選ぶ必要があります。

❖クレーンなどの激しい振動がある環境

工場では重機・機械・クレーンなどが激しく振動を起こしています。このような振動がある環境では

耐震・耐衝撃形のLED照明を選ぶことが重要です。通常のLEDでは故障の原因となってしまいます。

❖オイルミストが発生する環境

工場で発生するオイルミスト、水しぶき、粉塵などは照明器具の性能を著しく劣化させてしまいます。このような環境では

保護等級IP65以上のLED照明が必要があります。

❖高温になってしまう環境

高天井照明では屋根裏の温度が50°に達する場合も多くあります。特に真夏は、その温度の上昇も激しく屋根が熱をため込みます。LED照明の弱点は高温に弱いことです。高温という過酷な環境でも耐えられる性能をもったLED照明を選ぶ必要があります。

❖HACCPが必要な環境

食品の製造加工工程から発生するリスクを監視するために食品工場向けにHACCPというガイドラインがあります。HACCPは製品の安全を確保する衛生管理手法です。
HACCP対応のLED照明は器具外周や器具背面にパッキンが施され塵やほこりなど侵入を軽減する構造となっています。

❖クリーンルーム環境

クリーンルームでは空気中の浮遊塵埃が限定された洗浄度レベル以下に管理されなければいけません。クリーンルームの洗浄度は1フィート立方中に0.5ミクロン以上の粒子の個数で表します。食品加工、医療分野、半導体製造過程などでは空気洗浄度が求められるクリーンルームを使用します。そのような環境で対応できるLED照明を選ぶ必要があります。

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