ハロゲンランプの交換ポイント


ハロゲンランプは主にスポットライトやダウンライトに使用されていますが、
種類がたくさんありLED電球の選び方が非常に難しいランプの一つです。
家庭よりも店舗での使用が多いハロゲンランプは高熱を出すため電気代が高くなってしまうランプの代表格です。

ですから

LED電球への交換は電気代の削減に大きく貢献します。

ここではハロゲンランプをLEDに交換するときのポイントと実例を紹介します。

 

 

・使用している器具のサイズを確認する

ハロゲンランプにはミラー付きもあればミラー無しもあります。LED電球はミラー付きを想定したものになるため器具に収まるかを見極める必要があります。

ミラーなしのものはLED電球が収まらない可能性が高いためLED電球での交換は不可です。

その場合は照明器具との一体のLEDを選ぶ必要が出てきます。

 

※ミラー無しのハロゲンランプ

・使用しているハロゲンランプの口金を確認する

ハロゲンランプは口金の種類が非常に多く存在します。天井照明で使用される口金は100V仕様の場合は口金E11、12V仕様はEZ10が多く使用されています。12V仕様はピン口のGU5.3などもあります。ランプを外し型番から判断しなければE11かEZ10かの判別は難しいかと思います。

もしEZ10を使用していた場合は

電子トランスとの相性や使用年数によっては故障やチラつきなどが起こる可能性もあります。

スポットライトであれば器具交換の方がおススメですがダウンライトであれば電子トランスの交換を視野に入れLED電球(EZ10)に交換するか照明器具ごと交換するのが良いでしょう。

・ハロゲンランプのワット数の確認

ワット数の確認するとこで同等の明るさのLED電球を選ぶことができます。

スポットライトやダウンライトに使用されているハロゲンランプで多いのは40W~100Wくらいのワット数です。LED電球は、これの約1/10程度で考えれば同等の明るさといわれています。

・調光器を使っているか。

飲食店などでは使用していることが非常に多いかと思います。調光器を使用している場合は、調光対応のLED電球を選びましょう。

ただし既存の調光器は白熱灯用のものなのでLED電球が調光対応だったとしても完璧な調光ができることはありません。調光のバランスによってチラつくゾーンが出てくることを想定しておきましょう。

または調光器をLED用に交換するか使用をしないかも考える必要があります。

❖飲食店でのハロゲンランプ交換の実例

飲食店ではスポットライトにハロゲンランプを利用していることが多くあります。ここではスポットライトをハロゲンランプで使用している場合のLED交換のポイントを解説します。

下記の写真はダウンライトとスポットライトが合体したユニバーサルダウンライトです。ダウンライトとスポットライトの要素を同時に取り入れた照明器具でダウンライトでありながらスポットライトの使用ができる万能な照明器具です。

飲食店なので外見を重視で考えるなら、この場合LED電球への交換ポイントは器具からLED電球が飛び出ないものを選ぶことです。LED電球のサイズも小型のものから中型のものまで沢山あります。

スポットライト(器具のこと)にもたくさんの形があるのでハロゲンランプではピッタリと収まっていてもLED電球の大きさが合わずに飛び出てしまい不格好になってしまう場合があります。

飛び出してしまうことで使用できないことはありませんが、飲食店などのお店の雰囲気やデザイン(恰好)などを気にされる場合は小型の器具に収まるものが良いでしょう。

 

 

ハロゲンランプ

 

写真は小さいハロゲンと中くらいの大きさのハロゲンを挿入してみました。

 

写真上(パターン①)は綺麗に収まっていますが写真下(パターン②)は器具から大きくはみ出してしまって不格好になってしまいました。器具に収めることだけで考えれば写真上で全く良いのかもしれませんが明るさのことを考えたら写真下(パターン②)の選択肢も必要になってしまいます。

写真上下のLEDハロゲンランプのスペックを比較してみました。

パターン①(写真上のLED) パターン②(写真下のLED)
品番 BLS1611SS-CWW31H BLV1611M-NVW61
サイズ 全長60mm×管外径50mm 全長94mm×管外径50mm
消費電力相当 40W相当 65W相当
消費電力 5W 7.5W
口金 E11 E11
色温度 3000K 3000K

ランプのスペックを比べて見るとパターン①のLEDは40W相当に対してパターン②のLEDは65W相当になっています。ルーメン数は分からないのですが消費電力の大きさからパターン②の方が明るいことは想定できるかと思います。

このようにランプだけを比べるだけでなく器具への収まり具合も考慮しLEDを選ぶ必要があるのですが、そうは言っても全部が都合の良いLED電球を選ぶことは難しいです。

上記で言えば小さくて明るいの2つを満たす必要があり、もっと欲を言えば色味まで気にしなくてはいけない場合もあります。

しかし都合の良い完璧なLEDはありません。見栄えを優先するか明るさを優先するか色味を優先するかしかないと思います。飲食店であれば見栄えと色味を優先するかと思います。

3つの条件は無理でも2つの条件ならできないこともないかと思います。(絶対ではありませんが)

飲食店であれば明るさは、明るいよりも雰囲気を重視するので暗い照明を好みます。その為、どの飲食店に行っても大抵は調光器を設置しています。

明るさ全開といった使い方をするよりは60%の明るさで使うようなお店が多いのではないかと思います。

ですから飲食店ではLEDのサイズと色味が重要なので上記の写真の例で言えばパターン①でOKということになりました。

店舗で利用できるLED電球(ハロゲン型) 

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