蛍光灯器具と蛍光灯の生産終了について。各メーカーの動向を探る

三菱電機、岩崎電気、Panasonicなどの大手メーカー各社が次々と蛍光ランプ・蛍光灯照明器具の生産中止を決定しています。

その背景には政府による「新成長戦略」「エネルギー基本計画」や一般社団法人日本照明工業会の「照明成長戦略2020」の目標があります。蛍光灯の生産中止に伴って照明のLED化は更に加速するでしょう。

終了時期は各メーカー、器具の種類によって異なりますが、大体2018年の秋頃~2019年の秋頃で終了となります。メーカー、種類ごとの生産終了時期をまとめました。

追記 2025/3/28
2023年11月の「水銀に関する水俣条約 第5回締約国会議」において、一般照明用の蛍光灯の製造・輸出入を、
2027年までに段階的に廃止することが決定しました。
照明の権威である照明工業会も自身のHPにて、「蛍光灯のLED化」について、急務である旨を公表しています。

全ての一般照明用 蛍光ランプ(蛍光灯)について 製造・輸出入の禁止が決定|一般社団法人日本照明工業会

岩崎電気の生産終了時期(蛍光灯および蛍光灯器具)

岩崎電気は蛍光ランプと蛍光灯照明器具の生産終了時期について記載します。

蛍光ランプについては2018年9月を持って生産が終了となりますが、下記の9種類のランプに関しては1年間生産延長となり2019年9月末に生産終了となります。

蛍光灯照明器具に関しては2018年9月をもって全品種の生産が終了となります。

※なお在庫がなくなった場合はなくなり次第終了となります。

2019年9月末に生産終了品終了する蛍光灯ランプ(岩崎電気)

一般形蛍光ランプ

  • FL20SSW/18
  • FL20SW
  • FLR40SW/M
  • FLR40SD/M
  • FLR40SD/M/36
  • FLR40SW/M/36

Hf蛍光ランプ

  • FHF32EX-N-H

アイルクス

  • FLR40SEX-N/M

アイホワイト

  • FLR40SN/M

1年間生産延長対象品(9種類)

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三菱電機の生産終了時期

三菱電機は既に一部の蛍光灯器具の生産を中止していますが、2019年3月末を目処に全ての蛍光灯照明器具の生産を終了する旨を発表しています。

三菱電機は3回に分けて生産中止を実施します。

スケジュールは以下の通りです。

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※生産中止器具の詳細はコチラを御覧ください。

Panasonicの生産終了時期

パナソニックの蛍光ランプ、蛍光灯照明器具の生産中止時期についてですが、2018年4月末と2019年3月末の2回(器具の種類によっては終了日が異なります)で全ての蛍光灯照明器具の生産終了となりますが、蛍光ランプの製造については継続する意向を示しています。

2024年10月にパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は蛍光灯の生産を2027年9月末までに終了すると発表しました。
今後は主流である一体型LEDベースライト「iDシリーズ」などでLED化の提案を加速していくとの事です。

蛍光灯の生産を2027年9月末までに終了|Panasonic

生産終了品については下記の通りです。

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※生産終了品の詳細な型番・代替品に関してはコチラごご参照下さい。

現在入手できる蛍光灯はこちら

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