❖コンパクト蛍光灯とは
コンパクト蛍光灯とは直管蛍光灯に比べ短い片側ピンのランプです。
FPL27形、FPL55形、FHP32形、FHP45形の代替えとしてLEDに交換することができます。
コンパクト蛍光灯も電気工事が必要で、安定器の配線をカットし電源を直接ソケットへ配線する直結工事(バイパス工事)で利用できます。
コンパクト蛍光灯は直管蛍光灯と同じようにメーカーによって電源が内臓しているものや別置のものがあり直管同様のメリットやデメリットがあります。
また主に□450や□600の正方形をしたスクエア照明でオフィスやビルなどの商業施設などの建物で使用されています。従来の直管蛍光灯にくらべコンパクトなためデザイン性に優れた器具で使用されます。
・適合する口金
コンパクト蛍光灯には5種類の口金があり形によって異なります。
GY10q-4(FPL27W形)
GY10q-6(FPL36W形)
GY10q-9(FHP32W形)
GY10q-7(FPL55W形)
GY10q-10(FHP45W形)
・LEDコンパクト蛍光灯の配線方法(例)
・LEDコンパクト蛍光灯のバイパス工事
AC100Vもしくは200V電源のN,Lラインを器具の口金ソケットに直接配線します。LEDへの配線は4ピンの内の2ピンに配線します。残りの2ピンはこの製品内部では未使用です。ソケットへ配線する際は2と4へ配線します。
※メーカーによって配線方法が異なるため必ず取扱説明書に従って配線工事をしてください。
❖LEDコンパクト蛍光灯の費用対効果
□450や□650のベース照明に使用されるコンパクト蛍光灯は1台のベース照明で3本または4本が装着されます。直管蛍光灯にくらべ約1/3の長さの蛍光灯でありながらそれに近い明るさをもった優れた蛍光灯です。
1本あたりのコストは直管蛍光灯に比べると割高ではあります。
例えば4本(FPL36)装着されているベース照明の場合の1台あたりにかかる消費電力は150W(安定器含む)ほどかかることになります。2灯式蛍光灯が80W程度としたら、なんと1.8倍も消費電力がかかっていることになります。
2灯式蛍光灯に比べ明るいことになりますが、それだけ消費電力が大きいので電気代のコストも高くなるということです。
このFPL蛍光灯(スクエアベース照明)のLED化には2通りの方法があります。ひとつは照明器具ごと交換する方法ともうひとつはランプ交換する方法です。ランプ交換する方法は既存の照明器具をそのまま使用することができるので安価にLEDにすることが可能です。
FPL蛍光灯とFHP蛍光灯のどちらの蛍光灯を使用していたとしても、どちらの交換方法でもLEDにすることは可能です。しかし費用対効果が違うことに注意が必要です。まずFPLとFHPでは消費電力が異なります。
FPL36(FPL55)は36W(55W)となります。
FHP32(FHP45)は32W(45W)となります。
FPL36(FPL55)のほうがLEDに対する費用対効果が高いということになります。FHP蛍光灯は高周波点灯専用のため省エネ効果に優れたランプであるためFPLに比べるとLEDへの省エネ効果が小さくなってしまいます。
しかしそれでも消費電力が下がることには変わりはありませんのでLEDには交換すべき対象のランプではあるのではないでしょうか。
❖FPLコンパクト蛍光灯の特徴
□450や□650に使用されるコンパクト蛍光灯はFPLまたはFHP蛍光灯になります。3波長ランプのため演色性に優れ高効率なランプです。FPL蛍光灯は片側の口金でガラス管をU字に折り曲げられたコンパクトに設計された蛍光灯です。
FPL27W形
・FPL27ANX
・FPL27AX
・FPL27EX-D
・FPL27EX-L
・FPL27EX-N
・FPL27EX-N/2
・FPL27EX-WDK
・FPL27EX-WWDK
FPL36W形
・FPL36EX-L
・FPL36EX-WW
・FPL36EX-W
・FPL36EX-N
・FPL36EX-D
・FPL36EX-WWDK
・FPL36EX-WDK
・FPL36EX-L
・FPL36EX-N/2
・FPL36EX-W GU
FPL55W形
・FPL55EX-L
・FPL55EX-WW
・FPL55EX-W
・FPL55EX-N
・FPL55EX-D
・FPL55EX-WWDK
・FPL55EX-WDK
・FPL55EX-L GU
・FPL55EX-N/2
・FPL55EX-N A
❖FHPコンパクト蛍光灯の特徴
FHP蛍光灯は高周波点灯専用のコンパクト蛍光灯です。FPLに比べ管経が細く3波長蛍光灯で省エネ効果にすぐれています。形はFPLと同じでガラス管がU字に曲げられた形のコンパクトサイズで直管蛍光灯の半分程度の長さです。FPLコンパクト蛍光灯はランプが細いためLED化には注意しなければいけないこともあります。
FHP32W形
・FHP32EL
・FHP32EWW
・FHP32EW
・FHP32EN
・FHP32ED
FHP45W形
・FHP45EL
・FHP45EWW
・FHP45EW
・FHP45EN
・FHP45ED
・FHP45EL.K
・FHP45EWW.K
・FHP45EW.K
・FHP45EN.K
・FHP45ED.K
・FHP45EL GU-TS
・FHP45EWW GU-TS
・FHP45EW GU-TS
・FHP45EN GU-TS
・FHP45ED GU-TS
・FHP45ED GU-TS
・FHP45EWW.FAA
・FHP45EW.FAA
・FHP45EN.FAA
・FHP45ED.FAA