LED蛍光灯のバイパス工事とは| 蛍光灯からLEDに交換する方法(安定器取り外し工事)

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従来の蛍光灯からLED蛍光灯に交換するには電気工事士による工事が必要です。

LED蛍光灯のバイパス工事とは既存の安定器の線を切断しLEDランプと直結する配線工事のことです。

LEDは直流のため100Vまたは200Vで送られてきた交流をLED側の電源で直流に変換しLEDを点灯させます。

このバイパス工事の配線方法はLEDの構造によって異なりますが給電方法が片側であれば片側配線を行ないます。両側給電であれば両端配線を行ないます。

メーカーやランプの種類などによって配線方式は変わるため事前に配線方法の確認を行うようにしましょう。

下記は片側配線と両側配線の工事方法の説明ですがLEDランプは電源内蔵タイプとして説明しています。

❖片側給電方式のLED蛍光灯

1灯式、2灯式の配線方法を解説します。片側給電になっているので片側のピンは+-向きはどちらでも問題ありません。配線は100Vまたは200Vの電源から直結します。直結をした側が給電されるのでランプの装着向きと器具の方向を一致させます。

万が一ランプの方向を逆にして装着した場合は点灯しません。誤って装着してしまっても逆のピンはダミーになっているので点灯しないだけで安全性は保たれています。

工事の際に照明器具の給電側にシールを貼ってランプの装着方向を間違えないように対処をすると良いかと思います。また片側配線方式のメリットとしては工事が簡単なため作業時間の短縮にもなります。

片側給電

 

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❖両側給電方式のLED蛍光灯

両側給電の場合はLEDランプの両端に給電を行うのでランプの装着方向はどちらでも大丈夫です。

両側ともピンの片方を100Vまたは200Vの電源と配線を直結します。点灯方法は片側給電と同じで交流をでLEDの電源で直流に変換しLEDが点灯します。片側配線と違い多少工事の手間はありますが誤挿入による不点灯はありません。

両側給電

 

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❖LED蛍光灯のバイパス工事のメリット

余計な電力を消費しない

蛍光灯の消費電力はランプだけではありません。蛍光灯を点灯させるための安定器にも電気は流れています。そのため安定器も5W程度の電力を消費していることになります。バイパス工事をすることで、これまで使用していた安定器は不要になるため余計な電力を消費しなくなるという点ともう一つは安定器の寿命がきても交換する手間がなくなるということです。省エネ効果が向上する点と交換にかかるコストが抑えられる利点があります。

安定器の交換のコストと手間がなくなる

従来の蛍光灯はランプが不点灯になるとランプの寿命か安定器の寿命かどちらかを交換しなければいけませんでした。安定器の寿命で交換する場合は電気工事が必要となるので工事費用と安定器の購入費用がかかります。安定器の寿命は10年~15年程度ですが、いざ交換となると、案外面倒なことになっていました。LEDであればバイパス工事をすることで既存の安定器は不要になるので万が一ランプが不点灯になった場合はランプを今まで通り交換(電気工事は不要)すれば点灯するのでメンテナンスも楽になります。

安定器は購入するとラピッドスタート形のものでも1台(2灯用)8,000円はします。仮に15年に1回のペースで交換した場合の1年間にかかりる費用は約533円です。これには交換工事は含みません。1回の交換工事を15,000円/人工(1台だけのための交換)だとしたら年間の1台あたりの交換コストは1,533円とあります。とても高いですね。ランプだけでなく安定器の寿命や故障をのためにこれだけのコストがLEDのバイパス工事をすることで余計な消費電力だけでなく交換コストも削減できてしまいます。

作業時間の目安

作業時間は作業員の人数と本数によって変わってきます。作業環境(天井高、障害物、照明器具の種類など)や熟練した作業員もいればそうでない作業員もいるため一概には言えませんが、おおよその目安として頂ければと思います。

 

✬一般のオフィスでバイパス工事をした場合の目安

作業員数/
LED本数
30本 50本 70本 90本 110本
1名 3時間~ 4時間~ 5時間~ 6時間~ 7時間~
2名 2時間~ 3時間~ 4時間~ 5時間~ 6時間~
3名 3時間~ 4時間~ 5時間~
4名 4時間~
5名
6名

 

 

※バイパス工事には電気工事士の資格が必要となります。従来蛍光灯の安定器を取り除きLED化することで故障や寿命による交換コストの削減となります。直管LEDの導入には必ず専門業者か電気工事店にご相談するようにしてください。

 

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