❖ASSET事業について
ここでは環境省から出されている補助金について説明します。
ちなみに、見出しにもなっている「先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業」を「ASSET事業」と言います。
ASSET事業は、一般財団法人、温室効果ガス審査協会、ASSET事業運用センターが実施しています。
この事業では、率先して先進的で高効率な低炭素機器の導入に取り組む事業者が、L2-Tech認証製品の導入、
またはそれ以外でエネルギー起源二酸化炭素削減効果のある機器の導入、運用改善等を組み合わせることにより
事業場・工場における適切なCO2排出削減目標を掲げ、その目的達成を約束し、本事業の参加者全体で排出量を調整し、
補助事業全体で確実な排出削減を担保し、業務・産業部門におけるCO2排出量を効率的に大幅削減することを目的としているものです。(出典:環境省HP)
❖L2-Techについて
L2-Tech認証製品とは、簡単に言えばCO2を削減できる先進的な環境省が認証した製品のことです。
日本法人が製造販売する製品の内、L2-Techの水準を満たしたものについて環境省が認定します。
パリ協定でも掲げられていたように、我々日本も地球温暖化問題について真剣に考えて行動していかなければなりません。そこで環境省はCO2排出量の削減のために効果的なL2-Techの普及を進めているのです。
❖補助金申請について
補助金申請の際の申請条件、審査基準を見てみましょう。
申請条件は以下のとおりです
・既存設備のCO2排出量が50t以上(削減率の条件はなし)
・L2-Tech認証製品(先端省エネ機器リストの登録製品)を更新計画の50%以上(価格ベース)含むこと。
※補助金の交付額はL2-Tech認証製品導入に必要な経費の1/2以内と、その他の機器導入に要する経費の1/3以内
審査基準は以下のとおりです。
・CO2削減の費用対効果が高い事業より採択する。
・高効率照明・空調などのカテゴリーの中で上位3つまで採択される。
❖省エネ報告
ASSET事業では、第三者による省エネの検証が必要となっています。
環境省の指定する外部機関による検証を受けて判断を仰ぐものとなります。この際に発生する検証費用は申請者負担となります。