大手新電力の特徴を比較。新電力はどこを選ぶか

選び方が難しい工事不要LED

2016年8月4日現在の新電力は既に300社を超えています。その中であなたはどこの新電力を選びますか?またどうやって選びますか?

既にインターネットでは多くの比較サイトやランキングサイトなどが数多くあり、各社のサービスの特徴や料金プランが紹介されています。中には現在の契約内容を入力することで、あなたに最適なプランと新電力の会社を選んでくれるサイトもあります。

いわゆる一括サイト的なものですが、本当にそのシュミレーション結果が最適なものであるか判断するのは難しいかもしれません。なぜなら他のサイトで一括見積りをした場合、必ずしも同じ結果にならないため参考程度にしておきましょう。

ランキングサイトや比較サイトで重宝するのは商品(物)の購入をするときです。
商品ならレビューなどが参考になり購入の後押しになりますが、電気は契約内容や使い方、地域などの条件で変わるため比較が難しいのです。

ではどうしたら良いのか。

新電力は現時点では300社を超えます。
その中からあなたにあった新電力を見つけるのに重要なことは「基準」を決めることです。

電気は私たちの生活や仕事などに関わる非常に大切なインフラです。万が一停電が起これば生命の危機にもつながってしまう恐れもあるのです。
価格、セットプラン、発電方法、会社規模などライフスタイルに合わせた選び方ができますが、新電力を選ぶ上でもっとも重要なことは「信頼性」です。先にも述べた通り電気は重要なインフラです。そのインフラを任せても良いと確信できる新で力を選ぶことです。

 

※新電力はどこを選んでも電気の供給がストップすることはありませんが、新電力の発電所が停止しても接続供給契約により、電力会社が不足分を補填するため、停電することはありません。故障・災害時に万が一停電が発生した場合、一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド、関西電力、中部電力など)が故障・復旧に当ります。
ここでいう信頼性はあくまで新電力を選ぶための基準です。

 

①安心と信頼性から選ぶ

300社もある新電力の中には大手企業もあれば中堅企業もあります。大手企業でも異業種から新規参入などもあります。大手企業と言っても老舗の大手もあれば、マザーズなど新興企業もあるでしょう。当然名前も聞いた事のないような事業者がほとんどになるかと思います。

例えば新電力の最大手でシェアNO.1のエネットという会社はご存知でしょうか?
この聞きなれない社名が新電力では老舗でありシェアNO.1を獲得しているのです。この会社は株式会社NTT ファシリティーズ、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社が共同出資しています。「NTT」や「ガス」会社なら信頼性もあり安心してできるという事になるかと思います。

次にJXTGエネルギー東燃ゼネラル石油という会社はどうでしょう?
石油会社なのはなんとなくわかるかと思いますが、メジャーな社名でないので知らない人の方が多いでしょう。

ではENEOS(エッソ、モービル、ゼネラル)はどうでしょう。


このガソリンスタンドやオイルのブランドを運営している会社がJXTGエネルギー東燃ゼネラル石油です。会社名よりブランド名の方が知られている会社ではないでしょうか。JXTGエネルギー東燃ゼネラル石油は自家発電設備も保有しおり、現在も新たに建設中であり、自社で電気を発電し供給できる能力のある会社であるため、やはり信頼度の高い事業者の候補となるのではないでしょうか。

JXTGエネルギーはENEOSでんきと「myでんき」の2つのブランドで一般家庭向けにサービスを提供しいます。2つのブランドがある理由はJXTGエネルギーは元々、JXエネルギーと東燃ゼネラル石油の合併会社だからです。myでんきは東燃ゼネラル石油が新電力をスタートした当初のブランドで合併後の現在も引き続き運営しているので2つのブランドがあるということです。

ENEOSでんき(JXTGエネルギー)の特徴は、なんといっても「安心・信頼」です。その理由はJXTGエネルギーが石油大手であり自家発電所を全国にいくつももっていることで価格競争力が非常に強い大企業だからです。

新規参入企業が増える中、競争に勝てない新電力が淘汰され生き残る企業など新電力業界の図式が変わりつつあります。基盤のある大手企業同士が手を組み地域を超えた戦いを勝ち抜くには自家発電所を持っている優位性は大きいといえます。

その他には通信インフラをもった事業者なども信頼度は高いのではないでしょうか。ソフトバンク(ソフトバンクでんき)やauでんき、KDDIなどです。商社系では丸紅、三井物産、伊藤忠商事なども参入しています。

不動産系やIT系などたくさんの事業者が参入しています。信頼性とは、このようなバックボーンをもった事業者になってくるのではないでしょうか。

中堅企業の新規参入で自家発電設備のない新電力もあります。そのような新電力は、電気を卸売市場から調達し販売(供給)していきます。自家発電設備を持った新電力が万が一、その発電能力を超える供給を必要とした場合は卸売市場から調達し供給することになります。

「ENEOSでんき」の特徴

ENEOSでんき

 

 

「ENEOSでんき」は他社のようにガスや電話などのサービスとまとめなくても電気料金だけでも断然お得です。使用量が多ければ更にお得になるのが特徴です。ただし使用量によっては今と変わらないケースもあるので注意しましょう。

料金体系について解説 基本料金と使用量単価

例えば東京電力管内(東京電力エナジーパートナー)から乗り換える場合、使用量に注目してください。電気料金の体系は東京電力の場合、使用量に応じて3つの区間に分かれています。

120kwhまでが第1区間、120kwh~300kwhまでが第2区間、300kwh以上が第3区間となり区間ごとに料金単価が違い使用量が多いほど安くなる料金プランです。

下記のように「ENEOSでんき」は東京電力の単価より安く設定されていますが第1区間のみは同額なので使用料が120kwh以下の場合は電気代は変わらないということになります。

※東京電力との比較

ENEOSでんき特徴
ENEOSでんき

 

では基本料金単価(従量電灯B)で比べてみましょう。

東京電力の契約プランには従量電灯B、従量電灯C、低圧電力(動力)の3つがあります。従量電灯Bは主に一般家庭、従量電灯Cは商店や店舗など使用量が多い事業者が契約しています。低圧電力は200Vの空調や工作機械などで使用する場合の契約です。

従量電灯B:10A~60Aまで  

・従量電灯C:60A以上

 契約容量単位料金
東電電力
料金
ENEOSでんき
基本料金10A1契約 280円80銭
280円80銭
15A1契約 421円20銭
421円20銭
20A1契約 561円60銭
561円60銭
30A1契約 842円40銭
842円40銭
40A1契約 1,123円20銭
1,123円20銭
50A1契約 1,404円00銭
1,404円00銭
60A1契約 1,684円80銭
1,684円80銭

基本料金の単価は変わりません。

つまりENEOSでんきに乗り換える場合は使用量120kwh以上あると電気代は安くなり300kwh以上なら更にお得になるという事になります。

主な特徴は下記の6点です。

 

安心・信頼「ENEOSでんき」の7つのメリットまとめ

①ENEOSブランドを持った安心感。

②自家発電所を持ち価格競争力がある。(市況に左右されにくい)

③ENEOSカードで更にお得になる。

④Tポイントが貯まる。

⑤無料で電気の駆けつけサービルが利用できる。

⑥解約にかかる負担金が無し。

ENEOSでんき

東京ガスの特徴

東京ガス

 

 

安心・信頼から選ぶといえば東京ガスではないでしょうか。

都市ガス大手の東京ガスは2018年1月には総販売電気料に占めるシェアを20%獲得し一般家庭向けではトップを走っており石油大手のJXTGエネルギーを上回っています。東京ガスの電気の供給エリアは主に関東のみです。それでこの数字はさすがといった感じです。

供給エリアは東京、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨木県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県と他の新電力に比べ狭いですがガスとのセット割引は他の新電力ではできない最大のメリットとなります。電気・ガスはインフラとして重要なため東京ガスで電気を乗り換えることでの不安は一切ないでしょう。

 

 

②サービスの特徴をつかむ

各新電力は自社の強みを生かしたサービスを展開することで差別化を図っています。

先のJXTGエネルギーはガソリンスタンドのENEOSを運営していますが、自社の強みであるガソリンの割引サービスがセットになっていたり、Tポイントが貯まったり独自ポイントの加算や長期割りなど、付加価値がついてきます。

ENEOSを良く利用するユーザーやTポイントを貯めているユーザーにとって会社の信頼度も高いことも踏まえると、おススメ度が高い新電力になるかと思います。

「ENEOSでんき」は一般家庭や商店向けの低圧受電が対象となりますが高圧受電の大口ユーザーも申込は可能です。

高圧は一般家庭のようにWEB申込ができないため新電力の代理店に見積り依頼をするのが一般的です。その際に直近1年分の電気明細が必要になるので準備をしましょう。この明細がない場合は見積りができません。また明細が不足している場合は見積り内容を予測して作ることになるため削減効果が減ってしまうことになります。高圧についての詳細については下記までお問い合わせ下さい。

「ソフトバンクでんき」の特徴

「ソフトバンクでんき」は当然ながらスマートフォンとセットでお得になるプランや、Tポイントが貯まるプランや、支払を携帯電話と合算できたりと便利なサービスを強みとしています。あなたがソフトバンクのスマートフォンの利用者なら、おススメできる新電力になるでしょう。

また面白いのが旅行会社で有名なHIS Echange H.I.S.です。電力とは全く関係ない会社なので信頼性はということがありますが、HISははHTBエナジーという電力会社が電気を提供しHISが電力販売をサポートしています。

※HTBエナジーはハウステンボスから生まれた電力会社。
再生可能エネルギーやLNG火力発電等クリーンエネルギーを中心とした電源の開発を行い電力供給をしています

HISのサービスは今より5%安くなることを保障するといった内容です。他にも旅行会社の強みを生かしマイルが貯まるなどのサービスを展開しています。

 

❖まとめ

まず重要なことは信頼性の高い事業者を見極めること。そしてサービスがあなたの使い方と相性が良いものなのかを見極めることです。電気単品で安さを売りにしている新電力もあれば、スマホやTポイントをセットにして自社の強みを生かしたセットプラン展開をしている新電力もあるため、一概にサービスを比べることは難しのではないでしょうか。



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