カギを握る新電力の主力プレイヤー

Pocket

❖カギを握る新電力の主力プレヤー

新電力の競争が激化するなかでカギを握るのは一体どこなのか。

経済産業省・資源エネルギー庁発表の資料によると、特定規模電気事業者 799 社のうち、2016年 1月時点で電力販売実績があるのはわずか118社しかありません。

それ以外の681社85%以上の企業が特定規模電気事業者の届け出を提出しているものの、実際に新電力会社としては稼動できていない現状があります。

新規参入組や資本力のない企業が淘汰されだし、今後生き残っていく新電力は大きく分けて

「石油系」「通信系」「鉄道系」「ガス系」「商社系」の5つに分けることができます。

・石油系 新電力の特徴

石油系はJXエネルギーの「ENEOSでんき」や昭和セル石油、東燃ゼネラル石油(モービル・エッソ・ゼネラル)です。いずれも石油会社であり資本力も大きい企業です。JXエネルギーと東燃ゼネラル石油は経営統合が決まっています。東燃ゼネラル石油は新電力の参入が遅かったものの、顧客獲得の勢いは急増しています。この2社が統合することで大型の新電力となり業界でも上位に君臨してくるのではないでしょうか。

・通信系 電力会社の特徴

通信系・鉄道系は「ソフトバンクでんき」、「auでんき」、「東急パワーサプライ」などです。

「ソフトバンクでんき」などの通信系の強みは通信インフラと既存顧客を抱えているところにあります。
「ソフトバンクでんき」は「スマホ」もしくは「ネット」と「でんき」をまとめる【おうち割 でんきセット】 「スマホ」+「ネット」+「でんき」を3つまとめる【おうち割 光セット】など、 ソフトバンクならではの強みをいかしたプランを展開し顧客獲得をしシェア拡大をしていくでしょう。

「auでんき」はスマホ、auひかりとの組合せで「auでんきセット割り」で毎月の電気料金の最大5%相当分を、au WALLET プリペイドカードへキャッシュバック(チャージ)されるプランを打ち出しています。10,000円の電気代であれば500円がキャッシュバックされるということです。

・ガス系 新電力の特徴

ガス系の新電力は東京ガス、大阪ガス、北海道ガスなどになります。ガス会社での特徴は、やはりガス料金とのセットプランになります。東京ガスではガスとセットで生活まわりの駆けつけサービスを無料で受けれたり、毎月の電気代に応じてポイントが貯まるなどの特典が付いています。

・商社系 新電力

商社系では自然エネルギー(太陽光発電所)を供給するLooopでんき、丸紅新電力、まちエネ、旅行代理店のEchange H.I.S.なのが参入しています。

HISなどは完全な異業種の参入となりますが、どうやって電力の供給をしているのかというと、HISはHTBエナジーと業務提携をしており、HTBエナジーは再生可能エネルギーやLNG火力発電等クリーンエネルギーを中心とした電源の開発や新電力(PPS)業務を行うことで電気の供給を可能にし、既存電力会社の電気料金より『5%割引を保障』するサービスを展開しています。

❖まとめ 新電力の厳しい実情

2016年4月からは特定規模電気事業者であっても小売電気事業者のライセンス制が導入され電力供給量の確保など様々な要件を満たさなければ登録ができなくなるため、新電力事業のハードルが上がり登録だけで新規参入をした事業者は稼働ができず撤退する可能性が高まります。

新電力事業ではさらに競争が激しくなり、生き残れるのはやはりエネルギー関連企業や既存のサービスとの併用による割引や、自前の発電設備などの先行投資を行えるだけの経営基盤を有した大企業になるでしょう。

エネプラ.comのLEDパッケージなら初月からお得!
Pocket

関連情報