介護施設の照明環境

❖介護施設で使用されている照明

介護施設は照明を24時間稼働している事が多く、電気代や照明の寿命に大きく影響します。

故に、既存の照明をLEDに変更すると約50%の消費電力を削減でき、照明の交換回数を減らす事ができます。

また利用者様が快適に過ごせるように、直接照明だけではなく間接照明も多く使用されております。

高齢者の方は直接照明だと眩しく感じる方も多いので、間接照明の光のほうが適しており、明るさや色温度の調整が可能な照明器具を使用している事も多いです。

電力消費率における照明の割合は37%!

 

共有スペース(団らん室)

共有スペースでは主にダウンライトやスクエア型の照明が使用されております。

 

 

 コンパクト蛍光灯FDL27形ダウンライト(34W)

 

 コンパクト蛍光灯FPL36形3灯スクエア照明(136W)

 

 

 

高齢者の方にも眩しすぎない暖かみのある光を出すことが可能です。

 

 

各居住スペース

各居住スペースではシーリングライトが使用されております。

 丸型蛍光灯FCL32+FCL40シーリングライト照明(80W)

 

 

光の調整が可能で昼間は明るい光を浴び、夜は光を抑えることで
生体リズムを整えることができます。

 

 

調理場や洗い場・浴室

調理場や洗い場ではブラケットの照明が使用されております。  直管蛍光灯Hf32形ブラケット照明(35W)

 

 白熱電球40形浴室灯(40W)

 

 

調理場や洗い場・浴室では水を扱うので防水タイプのものや、
防湿タイプのものが多く使われます。

 

❖蛍光灯のメリット・デメリット

・メリット

ランプが安価で家電量販店などで購入しやすい

LEDの導入を考えると、どうしても初期費用が必要になります。
施設の予算都合等でどうしてもLEDの初期費用の捻出が難しい場合には安価な蛍光灯を使用し続けることも考えられます。

 

熱を持ち温かみを感じる事ができる

入居者様の中にはもしかしたらLEDのスマートな光より蛍光灯の温かみのある光を好まれる方がいるかも知れません。

・デメリット

紫外線を発生させるため虫害が起きる

介護施設ではご高齢の方、持病をお持ちの方など環境面には一層気をつけつ必要があります。また清潔感も重要になります。故に虫害の発生は大きなデメリットといえるでしょう。

 

割れると破片が飛び散る恐れがある

ガラスやフィラメントを素材としているため、万が一落下等が発生した場合に
破片が飛び散り入居者様や従業員の方が怪我をしてしまう可能性があります。

 

寿命がLEDに比べ短いので、取替の頻度が多い

取替の頻度が高いと、
上記デメリット②にもありますように落下の危険性がそれだけ高くなります。

 

2020年を目処に蛍光灯の生産が終了する

大手メーカー(パナソニック、三菱、IWASAKI電気等)がすでに蛍光灯の生産から撤退する表明をしています。2020年に全ての蛍光灯がなくなるわけではありませんが、生産停止=在庫品限りの状況となるためランプが切れた場合、同じランプの検索や選定が難しくなります。

❖LED照明のメリット・デメリット

・メリット

割れて破片が飛び散る心配がない

ガラスやフィラメントを素材としないため、落下の際に破片が飛び散る心配がなく、入居者様や従業員の方が怪我をするリスクを回避できます。

高寿命である

蛍光灯に比べ寿命が長いため、交換頻度が蛍光灯に比べて少ない。
そのため従業員の方の業務を減らすことができる。

 

調光機能が優秀

昼間は明るい光を浴び、夜は明るさを抑えることで、生体リズムが整い、健康にも配慮する事ができ、心身ともに快適な生活につながります。

 

消費電力が少ない

介護施設の事務所などは24時間点灯していることが多いです。
蛍光灯に比べ省エネ効率の高いLEDなら、照明の電気代を大きく抑えることができます。

・デメリット

初期投資に必要な金額が高価で安易に購入しにくい

LED照明の導入費用は、既存の蛍光灯のランプの交換に比べれば高額です。
消費電力が少なく電気代は大幅に削減できますが、初期費用が大きいため見送られるケースも多く見られます。

 

熱に弱い

LED照明は寒さに強いですが熱に弱い性質を持っています。
ただ熱に弱いと言っても、メーカー保証動作温度はだいたい-10℃~+80℃
程度ですので、介護施設でこれを上回る温度になることはないかと思います。

 

照らすことのできる範囲が狭い

蛍光灯はランプ全体が光りますが、LED照明は必要な箇所のみ点灯することで消費電力を少なく保っています。

 

❖実際の導入事例

弊社が実際に介護施設様へ提案・導入したLEDについて見てみましょう。

※京都府の介護施設様の場合(画像はイメージです)

既存照明 選定LED照明
FHP23×2灯 (46台)
1台あたりの消費電力:26W×2=52W
パナソニック製LEDダウンライト 24W (46台)
1台あたりの消費電力:24W
FHP32×4灯(34台)
1台あたりの消費電力:32W×4=128W
パナソニック製LEDダウンライト50W (34台)
1台あたりの消費電力:50W
FHP45×3灯(8台)
1台あたりの消費電力:48W×3=144W
パナソニック製LEDダウンライト59W(8台)
1台あたりの消費電力:59W
合計消費電力 ①52W×46台+②128W×34台+③144W×8台
=2392W+4352W+1152W=7896W
①24W×46台+②50W×34台+③59W×8台
=1104W+1700W+472W=3276W

照明の点灯時間は24時間365日(月720時間点灯)でしたので、
これを踏まえて電気代を計算すると・・・

既存照明だと、毎月7896W×720時間=5685.1kWh
選定LED照明だと、毎月3276W×720時間=2358.7kWh となります。

ここで、今回の介護施設様の契約電力料金が1kWhあたり27.1円なので、

既存照明 選定LED照明
月額照明電気代 5685.1kWh×27.1円=154,066円/月 2358.7kWh×27.1円=63,921円/月
その差額は・・・ 154,066円-63,921円=90,145円/月

以上から、毎月の電気代がLED照明に変えるだけで9万円もお得になることになりました。

また、今回のLED照明を選定するにあたってお客様より、
「通路や事務所は年中無休で点灯しているため消費電力を抑えたい」
とのご要望が御座いましたので、消費電力が低く、既存照明と明るさの変わらないLEDを選定しました。

さらに、通路では夜間でも入居者様の往来があるため、温かみのある暖色系(温白色)で統一しました。

※あくまでこの金額は電気代のみで算出したものです。
実際にLEDを導入するとLEDの導入費用が発生しますのでご認識下さい。

弊社ではLED導入費用を含めても初月からメリットの出るプランをご提案しています!
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❖介護施設とLED

介護施設では高齢者の方が多く、白内障等で光が眩しく感じてしまう方もいるため照明環境にはより気をつけるべきだと考えます。

だからといって具体的にどのような照明を選んでよいのかわからないと疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。

LEDにも様々な種類があり、正直よくわからないから蛍光灯のままで良いと考えてしまう人も多いかと思いますが、
ランニングコストの面や環境面から見ても介護施設はLED化するべきだと言えるでしょう。

また2020年を目処に蛍光灯の生産中止を大手メーカーが発表しています。
ギリギリになってから動き出すのではなく、入居者様のためにも
今のうちに余裕を持ってLED化を検討してみてはいかがでしょうか。

LED照明でより良い環境を作りましょう。

 

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