高圧受電

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高圧受電とは

高圧受電は電気の使用量が多い需要家の契約となります。

契約電力50KW以上が高圧受電になり、

自前でキュービクルという変電設備を設置する必要があります。

低圧受電の場合は電柱にある変圧設備から電気を変圧して電気を100V(200V)まで抑えて引き込んでいましたが、高圧受電の場合は、自前キュービクルで変圧し電気を供給することになります。例えば電気の使用量が多い中規模ビル、マンション、学校、病院、中規模工場、商業施設などは高圧受電で電気を引き込んでいます。

❖高圧契約の電気料金のしくみ

電気料金は基本料金と使用量で構成されています。これは低圧でも高圧でも同じです。しかし高圧の場合は少し面倒な料金制度となっており、

契約電力を決定する方法がデマンド料金制度になっていることです。

デマンド料金制度とは

デマンドとは30分単位で電力を計測し、その平均値を算出し、そのうち月間で最も大きい値がその月の最大需要電力となりデマンド値とよんでいます。少し分かりづらいかもしれませんが、

一言でいうと

年間で最も高い電力が発生する瞬間」であり「ピーク電力」とも表現します。

 

そしてこのデマンド値が月々の契約電力となり基本料金として算出されます。デマンドは契約値を超えないように日々監視する必要があり、もしこのデマンド値を超えてしまうと翌月から最大値が変更されてしまいます。

このデマンド値は、一度変更されるとそこから1年間は契約電力を下げることができないため需要家にとってはコスト面で大きな負担を強いられてしまいます。

 

デマンドはその瞬間のピーク電力なので特に空調設備の監視をしていかなくてはいけません。季節により空調の稼働状況は変わりますが特に夏や冬は電力の使用量は多くなってしまいピーク電力も大きくなってしまいます。デマンドを監視・制御するためのコントローラを上手く利用すればデマンド値を強制的に上がらないようにすることも可能です。

❖契約電力と電気料金の算出方法

契約電力はデマンド値によって決定され電気料金を算出するための基本料金にもなってきます。

 

①基本料金=(契約電力)×(基本料金単価)×(力率割引/割増)

 

基本料金単価は・・・おおよそ1,680円程。

 

力率とは・・・電力会社から届けられた電気のうち有効に使用された電力の割合のこと。

 

力率割引/割増=185-力率/100

 

例1)185-90%/100=0.95(5%引き) 例2)185-80%/100=1.05(5%増し)

 

例えば・・・契約電力が100kwの場合

 

100kw×1,680円=16,800円が基本料金となりこれに力率割引/割増が加わります。

 

デマンド値が150kwになってしまった場合1年間契約電力が150kwとなります。

 

150kw×1,680円=252,000円となり1年間継続されます。

 

②電力量料金=
(電力量料金単価)×(使用電力量)±(燃料費調整額)

燃料費調整額=(燃料費調整単価)×(使用電力量)

 

電気料金=①基本料金+②電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金

 

再生可能エネルギー発電促進賦課金=(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価)×(使用電力量)

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