従来のハロゲンランプとLEDハロゲンランプの明るさを比較しました。これまでのLEDハロゲンランプは配光が下向きになるものが多く従来のハロゲンランプの配光を再現できるものはありませんでした。しかしLEDの進化も早く背面が発光するタイプが登場しました。

背面発光LEDハロゲンランプとはダイクロハロゲンと外見がほぼ同じで一見するとLEDなのかダイクロハロゲンなのか見分けがつかないほどそっくりにできたLEDです。
これまでのハロゲンランプ形LEDであれば直線的な配光しかなくスポットライト照明の要素しかなく、無理にダイクロハロゲンから入れ替えてしまうと、店舗などで光の当たり具合が変わってしまい暗くなってしまうこともありました。

しかしこのLED背面発光ハロゲンランプであれば外見も配光もまさしくダイクロハロゲンそのものなので、LEDに取り替えたことすらわからないかと思います。

❖ダイクロハロゲンとLEDハロゲンランプの比較

ダイクロハロゲンとLEDハロゲランプの比較

LEDランプは一般的なハロゲンランプ(ハロゲン電球)と比較すると発光面に大きな違いがあることが分かると思います。

ハロゲンランプはスポットライトやダウンライトとして使用されますが、スポットライトの場合は器具によってはランプの反射鏡が天井を照らしているので空間の明るさにも影響を与えます。

背面発光LEDハロゲン

このような場合に一般的なLEDハロゲンランプにしてしまうと空間全体への明かるさがなくなってしまい暗くなってしまいます。しかし背面発光LEDハロゲンであれば、今まで同様に空間全体の明るさも維持しながらスポットライトとしての役割を果たします。

背面発光LEDハロゲンランプはスポットライトの器具と相性がよいのですが、ダウンライトの器具にハロゲンランプが使われている場合は直下の光だけで良いため一般のLEDハロゲンランプでも問題ありません。

用途に合わせて背面発光LEDハロゲンランプを使うことでBESTな明かりを作りだすことができるようになります。

ダイクロハロゲンと背面発光LEDの違い

ダイクロハロゲン(左)と背面発光LED(右)の比較

ハロゲンランプとLED

右は通常のLEDハロゲン電球で、中・左は背面発光LED電球

❖背面発光LEDハロゲンランプの設置事例

スポットライトにダイクロハロゲンが設置されていた店舗を背面発光LEDハロゲンにした事例です。

背面発光LEDハロゲンの設置事例

少し小さくてわかりづらいですが背面発光LEDハロゲンです。天井へも光が反射しているのがお分かりかと思います。写真では白色に見えていますが実際は2700Kのため店内は落ち着いた雰囲気のある店内となっています。

❖LEDハロゲンランプと背面発光LEDハロゲンランプの違い

背面発光ハロゲン

一般的なLEDハロゲンは直線的な配光ですが広配光なLEDハロゲンもあります。

ダイクロハロゲンのメーカーでもあるウシオライティングは独自の技術でダイクロハロゲンの大きさを再現しています。

しかし外見上は背面発光LEDハロゲンのよな構造はしていません。

本体に溝があり溝から光が漏れる設計になってます。

そのため一般的なLEDハロゲンに比べると配光範囲が広くなります。

背面発光LEDハロゲンランプ

ウシオライティング LEDハロゲン電球

❖メーカーで比較/背面発光LEDハロゲンのスペック

国内メーカーでは岩崎電気、フェニックス電機が背面発光のLEDハロゲンランプを発売しています。日本の中堅メーカーも発売しており今後はダイクロハロゲン型のLEDが主流になりつつあります。

背面発光ハロゲン(OEM各社) 岩崎電気(※生産終了) フェニックス電気
消費電力 5W(50W相当) 5W(50W相当) 4.5W(40W相当)
色温度 2300~2700K/5000K 2700K/4000K 2750K
全光束 400lm - 260lm
演色性 Ra70~Ra85 Ra87 Ra83

岩崎電気

フェニックス電機

★★参考★★ 店舗で利用できるLED電球 ★★参考★★

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